団体概要
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「土」「草」「牛」、そして創造的な経営力を、多彩な講師陣、サポーターとともに学びます。
1996年にスタートした「グラスファーミングスクール」は、日本にいながらニュージーランドの集約型管理放牧を本格的に学べる唯一の機会。これまで20回以上の歩みを刻んできました。2011年から3年1シリーズの夏季講座と毎年1回開催の秋季講座の2講座制をスタートさせました。2014年からビギナーコースも加わりました。
 
ここで第一にめざすのは、放牧の知識・技術に加え商品化、さらには経営全般に精通する、全方位型の”強い”酪農・畜産生産者の育成です。既就業者に限らず、幅広く志のある方々の参加を期待しています。

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草地に同じものは2つとありません。
気候、風土、土質、水利、過去の植生などさまざまな条件が利用しあってその土地ならではの草地を形成します。放牧による酪農・畜産がそのままにして地域の特産品づくりといわれるゆえんです。
「グラスファーミングスクール」ではそうした一つひとつの農場の条件、さらに一人ひとりの生産者の状況に応じて集約型管理放牧および生物多様性放牧システムの知識やノウハウを学びます。製造・加工・流通・販売を自ら実施する商品化の手法を提供し、あわせて先輩たちの貴重な経験を共有します。
誰もが唯一無二の存在である「グラスファーミングスクール」では教える者と教えられる者という一方通行の上下関係はありません。
それぞれが与えられた条件、知識や経験などをもち寄り、ともに学び、研鑽しあう開放的な場です。ある自象に対してその分野の専門家が分析的に解説するだけではなく、それぞれにとっての意味や納得へのプロセスを交換します。それは総体的な理解に達するために重要なことです。教えられ教え、頻繁に立場を交換し、意見を交わしながら楽しく実践的に学んでいきます。
明治維新以降の日本の近代化はなぜあれほど素早くかつ円滑に行われたのでしょうか。それは明治維新より以前に、寺小屋における庶民教育が近代国家に備わるさまざまなシステムを理解し、受け入れられるだけのすぐれた理解力と、感受性を育てていたからに他なりません。
江戸時代の、小さく質素な寺小屋のなかで明治という新しい時代が着々と準備されていたのです。私たち「グラスファーミングスクール」は、平成の寺小屋をめざします。
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3年1シリーズの夏季講座では、1年目「土」、2年目「草」、3年目「牛」をそれぞれのテーマとします。2014年からは、ファームデザインも加わり、従来以上に深く実践的な習得をめざします。
 
3年間かけて完結するプログラムですが、3年間のうちのどのテーマからでも違和感なく参加でき、もし継続すれば1年目の学びの成果がいっそう翌年の講座を有意義なものとして連続していきます。もちろん単年度でも参加可能です。

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今後さらに高度かつ具体的になっていく消費者からの要望を素早く把握し、それに的確に応えていくためにも、搾乳や肥育で終わるのではなく、消費者の手に届くまでのフードチェーンの全体を知っておくことが必要です。
 
商品企画から製造・加工・流通・販売までを通して学びます。さらに現代の企業経営の合理性と、経営者に必要な知識と考え方も身につけます。

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